サステナビリティ サステナビリティの取り組み 地域共創の実現

近鉄百貨店

地域とともに成長・発展する地域共創型の百貨店として、地域の皆様との交流、地域産業の発展、活性化に寄与する取り組みを実施しています。今後も地域の持続的な発展を目指し、地域への社会貢献を推進してまいります。


地域の価値向上・活性化の取り組み

地域との取り組み

全国のアンテナショップの展開
あべのハルカス近鉄本店・奈良店「北海道どさんこプラザ」など今後も常設・期間限定のアンテナショップを展開し、取り組み地域を全国へ拡大してまいります。お客様には旅行気分でリアルに各地域の産品を発見できる楽しみを、各地域の生産者・行政には販路の拡大につながるチャレンジの場を百貨店で提供いたします。

地域の魅力発信
「大和路ショップ」(奈良店)、紀州路(和歌山店)、伊勢路テラス(四日市店)、近江路(草津店)では、地域産品を紹介するコーナーを常設することにより、地域の魅力をお客様へ発信し、地域経済の活性化に取り組んでいます。

近鉄電車「伊勢志摩お魚図鑑」で運ぶ「とれとれ鮮魚市」
伊勢・松阪で獲れた鮮魚(前浜物)を、「伊勢志摩お魚図鑑」車両で運搬し、上本町店で販売する「とれとれ鮮魚市」を毎週金曜日に開催しております。地域・沿線の魅力ある産品を発掘し、近鉄グループで協業することでさらなる地域貢献を図ります。

「はるかすまいる」販売開始
2023年12月、自社農場で栽培した近鉄いちご「はるかすまいる」をあべのハルカス近鉄本店で販売開始しました。また順次、近鉄百貨店各店での販売に取り組んでおります。このような生産活動の中で、沿線価値向上や地域活性化に取り組み、就農人口の減少や土地の再活用といった地域が抱える課題解決へ寄与してまいります。

大阪芸術大学×あべのハルカス近鉄本店
大阪芸術大学は産学連携プロジェクトの一環として、あべのハルカス近鉄本店で実施した「バレンタイン ショコラ コレクション2024」会場にて、デザイン学科の学生がフォトパネルを、音楽学科の学生が会場BGMを制作しました。学生にとっては貴重な経験を積める機会として、百貨店にとっても、ユニークなアイデアが楽しい売場演出となりました。

近畿大学×近鉄百貨店
包括連携協定を締結する近畿大学との取り組みの一環として、近畿大学が生産する素材等を使用したバレンタイン商品を近鉄百貨店で販売しました。そのうちのひとつ、大和の伝統野菜「紫とうがらし」は、奈良県平群町の実習圃場で栽培されたものです。地元の大学とのコラボレーションを継続することで、地域の活性化を推進しています。

地域社会とのつながり

「縁活(エンカツ)」の取り組み

「縁活」は、あべのハルカス近鉄本店を舞台に市民活動団体と地域の皆様が様々なプログラムを展開するプロジェクトです。 390の市民活動団体、150名の個人ボランティアとの連携により、毎月約60の市民活動プログラムを実施しています。

(主な活動内容)

●あべのハルカス10周年「花咲くシードペーパー配布」
あべのハルカス近鉄本店では、3月7日(木)の開業10周年を記念して「花咲く誕生祭アニバーサリーフェア」を開催。お客様とともに10周年をお祝いするプロジェクトとして縁活では縁活活動団体、ボランティア、常盤幼稚園の皆様にご協力いただき、紙漉きの技法を使って様々な植物の種をすき込んだシードペーパーを作成。未来に向かって花咲くよう願いを込めてお客様へ配布しました。

●縁活×食育「ハルチカキッズマルシェ~はるかすまいる~」
近鉄沿線の高鮮度の野菜や加工品を取り揃える「ハルチカマルシェ」と、縁活がコラボした縁活×食育プログラム「ハルチカキッズマルシェ」を5月、6月に開催しました。近鉄百貨店の自社農場で栽培した近鉄いちご「はるかすまいる」を、子どもたちが収穫から袋詰め、お店づくり、店頭での販売までを体験。未来をつくる子どもたちが、楽しく食育を学ぶ場を今後も継続して創出いたします。

●ひまわり架け橋プロジェクト
ひまわり架け橋プロジェクトとは、「福島ひまわり里親プロジェクト」から取り寄せた種をハルカス屋上や地域で愛情いっぱいに育て、ひまわりの種を被災地に届け、元気の架け橋をつなぐ被災地応援プログラムです。NPO日本レスキュー協会や縁活CSRボランティアによって被災地へ届けられた種は、多くの方に元気を与えています。

●敬老の日お手紙プログラム
敬老の日に子どもたちが、おじいちゃん、おばあちゃんへ“ありがとう”と“大好き”を伝えるプログラムです。あべのハルカス近鉄本店内の街ステーションに設置したポストにお手紙を投函すると、おじいちゃん、おばあちゃんに子どもたちの想いを届けることができます。2015年にスタートしたプログラムは毎年参加する子どもたちも多く、あたたかな思いが広がるプログラムです。ご家族の楽しい大切な思い出がつながることを目指しています。

●縁活ワンワンプロジェクト
盲導犬などの補助犬の育成と引退後の支援を行う本プロジェクトをスタート。12月には「きとひとともうどうけんとひろば」を開催。盲導犬や引退犬、パピー犬、キャリアチェンジ犬が登場し、お客様と触れ合いました。また事前の勉強会に参加した学生ボランティアが考案・製作したチャリティーグッズを、お渡ししました。NPO法人木育フォーラムによる間伐材を使ったワークショップも同時開催。今後も、人に寄り添う補助犬の育成や引退犬支援について、社会で考えていくきっかけ作りに取り組みます。

●縁活サンタ「森のクリスマス」
淀川キリスト教病院・こどもホスピスへクリスマス装飾を行っています。地域の子どもたちが、「ホスピスの子どもたちやそのご家族が心温まるクリスマスをすごせますように」と優しい思いを込めて描いた絵をもとに、縁活活動団体、ボランティア、近鉄百貨店労働組合、お客様がオーナメントを製作しました。