曽爾村がアツい。地域イノベーション・プロジェクトにより、曽爾村の5つの地区が、それぞれの資源を生かして、新たな特産品を生み出している。
ひとつは、曽爾高原ゆず生産組合『たわわ』が作る柚子の加工品だ。村内にある柚子の実を有効活用し、果汁をそのままビン詰めに、皮を粉末に加工している。また、糀とゆずの絞り汁で作る柚子糀など、新商品も続々と。「みんなで取り組むことで、村が元気になった」と、代表の井上治子さんは言う。
また、別の地域では、無農薬栽培のこんにゃく芋から作るこんにゃく。農薬を半分以下に減らし、有機肥料のみで育てる『曽爾米』。玄米を焙煎して作る『玄米珈琲』と曽爾高原が育む名水の組み合わせなども、そのひとつ。
曽爾村から生まれた特産品は、多くの人に愛されてこそ、宝ものになる。