
「室生で採れたはちみつに出会って、風味の豊かさに心を動かされました」というのは、『ふくさきわう』の代表、的場ふくさんだ。原安則さんをはじめとする養蜂家ののはちみつに、プロデュースして販売している。
「はちみつは、その土地の自然が凝縮されたもの」と言うように、花の種類、採蜜する土地、年月によって、大きく味が変わる。本来のおいしさを味わってもらうため、不純物を取り除くだけで、そのまま詰めているからこそ、風味も栄養も豊かだ。
養蜂家の原さんは、退職後に養蜂を始めて10年。「まだまだひよっこ」と笑うが、毎日、丹精にハチの世話をしている。その姿を見ているからこそ、「このおいしさを地元の方に知ってもらい、日々の生活に取り入れてほしい」と的場さんは心を弾ませている。