IR情報 個人投資家の皆さま 近鉄百貨店について

近畿・中部地方に13の店舗・施設を展開する近鉄百貨店は、「市民生活の向上と地域社会の発展に貢献」することを経営理念に掲げ、事業活動を行っています。今、加速度的に変化する時代の中で、新たな「価値創造事業会社=百価店」を目指す、当社の事業についてご紹介します。

1.事業のご紹介

近鉄百貨店グループについて

近鉄百貨店グループは、百貨店業を中心に卸・小売業、内装業、運送業など、グループ各社が連携し事業活動をおこなっています。

近鉄百貨店

近畿・中部地方を中心に13の店舗・商業施設を運営しています。

近鉄百貨店グループ

(株)近鉄友の会

卸・小売業
㈱ジャパンフーズクリエイト


サーモン・活魚加工の水産事業を始め、ギフト・催事事業や近鉄百貨店各店で寿司、惣菜等の自社ブランド店舗等を展開しています。豊かな食生活の提案者として新たなお取引先様開拓や販路拡大を図り、「食」で地域社会に貢献する事業会社への転換を目指しています。
卸・小売業
㈱シュテルン近鉄


メルセデス・ベンツの正規販売店として、新車・認定中古車を手がけています。大阪・奈良で4店舗を展開し、販売からアフターサービスまでの一貫した体制のもと、正規販売店ならではの質の高い商品とサービス提供によって、多くのお客様から高い信頼をいただいています。
内装業
㈱近創

近鉄グループの一員として多岐にわたるネットワークを活かし、百貨店、ホテル、文化施設から飲食・小売店舗に至るまで、企画・設計、施工、家具什器製作、装飾・ディスプレイなどを総合的に承っています。
運送業
近畿配送サービス㈱

近鉄百貨店グループの物流部門を担う企業と して、近鉄百貨店の商品の宅配事業、各店への 商品調達・輸送、館内物流などを主力事業とし ております。「正確・迅速・丁寧」を基本とした 質の高い物流サービスを提供し、社会の生活 文化の向上に貢献してまいります。

2.数字でみる近鉄百貨店

近鉄百貨店の強みは、長い歴史の中で培ってきた顧客基盤と、様々なスキルをもった従業員です。近鉄グループの一員として、沿線価値向上と商圏顧客のLTV(顧客生涯価値)最大化を目指しています。

商圏人口

260 万世帯 600 万人
当社商圏では、大阪南部を中心に、人口約600万人、足元沿線商圏顧客 約260万世帯もの豊かな人口を有しています

組織顧客

182 万人
KIPSカード、近鉄友の会、外商など
※2024年6月末現在

近鉄百貨店アプリ

82 万人
※2024年8月末現在

運営する店舗・施設

13

グループ従業員

2,103
※2024年2月末現在

近鉄グループ

255
当社は、近鉄グループホールディングス株式会社を親会社 とした近鉄グループの一員で、流通事業の中核企業会社として沿線価 値向上を担っています。近鉄グループは運輸、不動産、国際物流、流通、 ホテル・レジャーなど、暮らしにかかわる多様な事業を展開しています
※2024年3月末現在

3.近鉄百貨店の強み

①地域共創をベースとした事業展開

各店舗に地域の魅力を発信する拠点を設けるなど、お客様、お取引先様、地域の皆様とともに、地域の魅力発掘・発信に取り組んでいます。

奈良店、和歌山店、四日市店、草津店では、「大和路ショップ」など、地域産品を紹介するコーナーを常設することにより、地域の魅力をお客様へ発信し、地域経済の活性化に取り組んでいます。
上本町店、橿原店、草津店、四日市店の「プラグスマーケット」では、地域の魅力を発信するポップアップスペースを設け、様々な商品展開やイベントをおこなっています。
【農業事業への参入】
大阪府河南町に自社農場を開設し、近鉄いちご「はるかすまいる」を栽培しています。就農人口の減少や、土地の再活用といった地域課題解決など、沿線価値向上に取り組んでいます。
【地元の大学を中心とした産学連携プロジェクト】
大阪芸術大学学生による会場装飾やBGM制作など、包括連携協定を締結する地元の大学を中心に、商品開発やイベントの協業に取り組んでいます。
②自主事業の進化

 2025年2月時点で27業種70店舗にまで拡大したフランチャイズ事業は、新たな取り組みを継続しながら収益の最大化を追求してまいります。


●フランチャイズ形態での多彩な事業展開
・ハンズ ・プラグス マーケット ・成城石井
・オンデーズ ・コクミンドラッグ ・カインズ(画像) 他
●百貨店の強みを活かした新業態開発
・ペコリシャス ・KAFFE OTTE 
・うなぎ屋 ハレルヒ(画像) ・スリーマウンテンコーヒー 他

4.長期戦略~2036年 創業100周年に向けて~

目指す姿「くらしを豊かにするプラットフォーマー」となる

2036年創業100周年(1936年大軌百貨店開業から100年)、チャレンジをし続けてきた企業として進化
近鉄グループを代表する小売業として「豊かなくらしと価値ある生活文化」を創造・提供することで、
商圏顧客のLTV(顧客生涯価値)最大化を目指します。


「くらしを豊かにするプラットフォーマー」とは
近鉄商圏に「暮らす」「働く」「訪れる」人々に向けて、多種多様な「価値」を提供する″場”を有する事業者となること

百貨店事業で培った「店頭での接客力」「外商というお客さまに寄り添う人的サービス」「デジタル対応」といった、様々な顧客接点を活かし、百貨店内の事業のみならず、近鉄グループ力も活かした、様々なモノ・コト・サービスを提供する企業を目指します。

5.経営理念と経営方針~創造と革新の姿勢をもって挑戦し続けます~

近鉄百貨店は、「豊かなくらしと価値ある生活文化」を創造・提供する「価値創造事業会社」を目指し、挑戦し続けます。


経営理念


「わが社は百貨店業としての使命を遂行し、市民生活の向上と地域社会の発展に貢献し、もって社業の繁栄と成長を期する」



経営方針
1.創造と革新の姿勢をもって、積極果敢に目標と取組む
2.顧客第一の精神に徹し、まごころと感謝の念をもって奉仕する
3.よりよき生活の提案者を目指し、魅力ある店づくりに努める
4.相互信頼を基盤として、取引先との共存共栄をはかる
5.理解と協調にもとづく人間関係を樹立し、働きがいのある職場環境をつくる