地域共創の実現

全国のアンテナショップの展開拡大

あべのハルカス近鉄本店・奈良店「北海道どさんこプラザ」や「まるごと高知inあべのハルカス」など今後も常設・期間限定のアンテナショップを展開し、取り組み地域を全国へ拡大してまいります。お客様には旅行気分でリアルに各地域の産品を発見できる楽しみを、各地域の生産者・行政には販路の拡大につながるチャレンジの場を百貨店で提供いたします。

地域の魅力発信

大和路ショップ(奈良店)、紀州路(和歌山店)、伊勢路テラス(四日市店)、近江路(草津店)では、地域産品を紹介するコーナーを常設することにより、地域の魅力をお客様へ発信し、地域経済の活性化に取り組んでいます。

上本町店では近鉄電車「伊勢志摩お魚図鑑」で運ぶ「とれとれ鮮魚市」スタート

伊勢・松阪で獲れた鮮魚(前浜物)を、「伊勢志摩お魚図鑑」車両で運搬し、上本町店で販売する「とれとれ鮮魚市」を毎週金曜日に開催しております。地域・沿線の魅力ある産品を発掘し、近鉄グループで協業することでさらなる地域貢献を図ります。

大阪芸術大学×あべのハルカス近鉄本店

バレンタインフェアでは、あべのハルカス近鉄本店との包括連携協定を締結する大阪芸術大学デザイン学科の生徒がフォトパネルを制作しました。「思わずスイーツを撮りたくなる」のテーマ通り来場者の映えるスポットとして人気を呼びました。学生にとっては貴重な経験を積める機会として、百貨店にとっても斬新でユニークなアイデアが楽しい売場演出となりました。

近畿大学×近鉄百貨店

包括連携協定を締結する近畿大学との取り組みの一環として「近大味めぐりおせち」の販売をしました。内容は、世界初の完全養殖に成功した「近大マグロ」などの海産物、農学部の実習で収穫したサツマイモや、学生サークル「GABRi(ガブリ)」が今回のおせちのために育てた近大プロデュースの素材を使用するとともに、学生がデザインした風呂敷に包んでお届けしました。地元の大学とのコラボレーションを継続することで、地域の活性化を推進しています。

「縁活」は、あべのハルカス近鉄本店を舞台に市民活動団体と地域の皆様が様々なプログラムを展開するプロジェクトです。 390の市民活動団体、150名の個人ボランティアとの連携により、毎月約60の市民活動プログラムを実施しています。

(主な活動内容)

●縁活10周年

2013年にスタートしたプロジェクト「縁活(エンカツ)」が10周年を迎えました。縁活は市民活動団体と地域の皆様が、楽しくて日々の暮らしや地域、そして「社会をちょっとよくする」プログラムを展開することを目的にした百貨店発のプロジェクトです。2021年に「グッドデザイン賞」を受賞しました。

●縁活×食育

近鉄沿線の高鮮度の野菜や加工品を取り揃える「ハルチカマルシェ」と縁活がコラボして、こどもたちが新鮮なお野菜を販売する「ハルチカキッズマルシェ」が登場しました。類農園奈良農場で実際に小松菜の収穫や袋詰め、POP製作などお店づくりをこどもたちが体験。2階のウエルカムガレリアで販売しました。

●ひまわり架け橋プロジェクト

2016年に縁活ボランティアの提案で始まった被災地応援プログラムで、毎年継続して実施しています。福島からひまわりの種を取り寄せ、百貨店屋上や地域で愛情いっぱいに育て、熊本などの被災地へ種を贈り、元気の架け橋をつないでいます。縁活ボランティアや認定NPO日本レスキュー協会によって被災地へ届けられた種は、 多くの方に元気を与えています。

●敬老の日お手紙プログラム

敬老の日に子どもたちが、おじいちゃん、おばあちゃんへ“ありがとう”と“大好き”を伝えるプログラムです。あべのハルカス近鉄本店内の街ステーションに設置したポストにお手紙を投函すると、おじいちゃん、おばあちゃんに子どもたちの想いを届けることができます。2015年にスタートしたプログラムは毎年参加する子どもたちも多く、あたたかな思いが広がるプログラムです。ご家族の楽しい大切な思い出がつながることを目指しています。

●縁活サンタ「森のクリスマス」

地域の子どもたちが優しい思いを込めて描いた絵をもとにオーナメントを作り、淀川キリスト教病院・こどもホスピスへあたたかなクリスマスを届けるプログラムを2016年より毎年実施しています。お届けするオーナメントは縁活活動団体、ボランティア、近鉄百貨店労働組合、お客様が一緒になって制作しました。