地球環境への貢献

for environment

未来に向けて、地球環境を守り、次世代へ持続可能な社会を実現していくことは、私たちの使命だと考えています。環境にやさしい設備の導入など店舗環境面での省資源・省エネへの取り組みに加え、お客様とともにできる活動を通じてCO2の削減や循環型社会の実現に取り組み、地球環境の保全に貢献してまいります。

省エネルギーの取り組み

LED化の推進・省エネ型機器の導入

あべのハルカス近鉄本店は、全面的にLED照明を使用し、省エネを効果的に推進しています。また、あべのハルカス近鉄本店以外の各店でも順次照明のLED化を推進し、全店の照明器具全体の約98%がLED照明になっています。これまでの照明LED化により、年間約2,120万Kwhの電力量が節減され、約9,540トンのCO2の削減効果があると推定しています。さらに、空調設備、昇降機等の更新時にも省エネ型の機器を導入するなどの環境対策も行っています。

あべのハルカス

当社が地下2階から14階まで、あべのハルカス近鉄本店として出店している超高層複合ビルあべのハルカスは、百貨店の冷房で発生した廃熱エネルギーをホテルやオフィスの給湯、暖房に利用するなどビル全体として、省エネルギーの取り組みを行っています。

省資源・リサイクルなどの取り組み

衣料品回収プロジェクト「次へ活かす服」

不要になった衣料品の回収を行う衣料品回収プロジェクト「次へ活かす服」を2021年から各店で実施し、2022年にはあべのハルカス近鉄本店の婦人服フロア「サロン・ド・ゲート」において期間限定で実施するなど、お客様の認知度の向上を図りました。「次へ活かす服」では、株式会社shoichi と協業し、お客様が不要になった衣料品を店頭で回収します。お引き取りした衣料品は、同社が主催するボランティアプロジェクト「TASUKEAI 0 PROJECT(助け合いゼロプロジェクト)」の一環として、東南アジアの孤児院や養護学校などへの寄付を行います。衣料品回収プロジェクトを通じて、お客様とともに循環型社会の実現に向けての取り組みを実施しています。
2021年8月の開始から2023年8月までの期間で、全店で合計約45,000枚の衣料品をお引き取りさせていただき、その多くはアジアの国々へ送られています。

「HAPI ECO(ハピエコ)」の推進

環境保全を目的とした取り組みとして、「HAPI ECO(ハピエコ)エコで、地球にハッピーなこと。」をテーマに様々なエコ活動を実施しています。

「HAPI ECO WEEK」
「HAPI ECO WEEK」 を年2回(5月頃、9月頃)に開催し、SDGsに関連した商品の販売やイベントを実施し、活動を強化しています。

お客さまからのアイデア募集「エコ活募集」
ホームページで、お客さまからエコに関するアイデアを募集し、紹介しています。

「HAPIECO(ハピエコ隊)」の結成
各店の社員が中心となり、「HAPIECO(ハピエコ隊)」を結成し、毎日の業務の中でできるエコに関するアイデアを出し合い、社内外で共有しています。

大阪芸術大学とのコラボ
お客様から回収した不用品やハンガーなどの百貨店内で発生した廃棄物をアップサイクルして、大阪芸術大学の学生がオブジェを制作する取り組みをしています。

エコ関連商品・サービスの紹介
エコバッグなどのエコ関連商品やサービスなどをホームページで紹介しています。

「HAPI ECO」ホームページはこちら

食品廃棄物のリサイクル(あべのハルカス近鉄本店)

あべのハルカス近鉄本店のレストラン街や地階の生鮮食品売場で発生する生ゴミは、分別のうえ、専用のディスポーザーに投入しています。ディスポーザーで粉砕された生ゴミは、あべのハルカスの地下に設置された「メタン発酵槽」に送り込まれ、バイオガスを発生させ、熱や電気をつくり、発電や給湯に利用されています。

廃棄ロス削減サイト「KIKI MARKET」

フードロスをはじめとする廃棄ロス削減のため、(株)クラダシと協業し、賞味期限が迫った商品などをネット上で販売する社会貢献型ショッピングサイト「KIKI MARKET(キキ マーケット)」を運営しています。サイトでは、食品を中心に、化粧品、日用品、雑貨などを取り扱っています。

SDGsをテーマにしたギフトを特集

2022年のお中元・お歳暮ギフトにおいて、SDGsをテーマにした商品を特集し、販売しました。お菓子の数をあえて1個減らし、その1個分の代金を募金金額としてお預かりする商品や、障がい者の雇用の場を創出しているチョコレート工房のギフト、生育の過程で排出される廃棄物を再利用することで、海や川の環境改善に取り組んでいる鶏肉を使ったギフトなど、SDGsを意識した商品を取り上げました。

容器・包装資材削減への取り組み

レジ袋、紙製手提袋等の容器・包装資材の見直しを適宜実施し、環境に配慮した素材への変更を行っています。
また、2022年 4月1日に施行されました「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に伴い、フォーク、スプーン、ストローなどのプラスチック使用製品の排出抑制について、お取引先へのご協力のお願いや店内ポスター・店内放送によるお客さまへのご協力の呼びかけを行っています。

●特定プラスチック製品 使用量削減目標
2022年度使用量実績(※原単位) 削減目標
0.267 2030年までに▲25%

※単位設定:特定プラスチック製品使用量合計(kg)/ 対象売場の売上高(百万円)
特定プラスチックとは商品の販売またはサービスの提供に付随して無償で提供するプラスチック使用製品(容器包装を除く)