サステナビリティ サステナビリティの取り組み 地域共創の実現

近鉄百貨店

地域とともに成長・発展する地域共創型の百貨店として、地域の皆さまとの交流、地域産業の発展、活性化に寄与する取り組みを実施しています。今後も地域の持続的な発展を目指し、地域への社会貢献を推進してまいります。


地域の価値向上・活性化の取り組み

地域の賑わい創出(橿原店)
橿原店は、2026年に開業40周年を迎えました。4月には、全国のお菓子が揃う自主売場「おやつめぐり」を新たにオープン。

また、地域共創の一環として5月には「Kashiharaつながりマーケット」を開催し、県内11市町村から約110社の企業が参加、地元商材の魅力を発信しました。7月には「飛鳥・藤原の宮都」が世界文化遺産に登録されたことを記念し、地元の銘酒での鏡割りや振る舞い酒といった特別イベントの実施や限定記念商品の販売等で地元の皆さまとともにお祝いいたしました。さらに、8月には「奈良県橿原文化会館ギャラリー」を店内に開設。お買い物だけでなく地域の皆さまが集い賑わう場を提供し、地域の活性化に貢献しています。

県内初のショップ導入(和歌山店)
和歌山店は「地域のインフラ機能」としての価値向上を目指し、4月に大規模な売場改装を実施しました。駅前の立地を活かし、「オンデーズ」「マリメッコ」「ジェラート ピケ」といった県内初出店となる人気ブランドやカプセルトイ専門店「ガチャガチャの森」を導入することで、20〜40代の次世代顧客向けMDを強化し、地域住民にとって「なくてはならない店」であり続けるための店づくりを推進しています。

開業90周年(上本町店)
上本町店は、2026年9月に開業90周年を迎えました。上本町の街と百貨店が歩んできた歴史を貴重な写真とともに振り返る「上本町の歩み展」の開催や、上本町界隈の商店をめぐるスタンプラリーイベントの実施、地元の老舗飴菓子メーカーとコラボレーションしたオリジナルパッケージのど飴の制作など、地域とより深くつながり、皆さまのくらしをより豊かにするプラットフォームとしての役割強化に取り組みました。

あべのウェルビーイングテラスオープン
2025年7月に医療モール「あべのウェルビーイングテラス」をオープンしました。地域住民の「ウェルビーイング」な生活を支援することを目的に、地上4階建ての医療モール内にクリニックのほか、レストランや調剤薬局を備えています。あべのハルカス近鉄本店・Hoop・andとともに「ハルカスタウン」の一部として地域住民やエリア外からのお客さまに新たな価値を提供します。

地域の魅力発信
大和路ショップ(奈良店)、紀州路(和歌山店)、伊勢路テラス(四日市店)、近江路(草津店)や、「プラグスマーケット」(草津店・四日市店・橿原店・上本町店)では、地域産品を紹介するコーナーを常設することにより、地域の魅力をお客さまへ発信し、地域経済の活性化に取り組んでいます。

近鉄電車「伊勢志摩お魚図鑑」で運ぶ「とれとれ鮮魚市」
伊勢・松阪で獲れた鮮魚(前浜物)を、「伊勢志摩お魚図鑑」車両で運搬し、上本町店で販売する「とれとれ鮮魚市」を毎週金曜日に開催しております。地域・沿線の魅力ある産品を発掘し、近鉄グループで協業することでさらなる地域貢献を図ります。

農業事業
2023年から農業事業に参入し、大阪いちご「はるかすまいる」に加え、大阪産完熟マンゴー「はるかSweet」が今夏本格的に出荷スタートしました。生産事業の活動の中で、沿線価値の向上や地域活性化に取り組み、就農人口の減少や土地の再活用といった地域が抱える課題解決に取り組んでいます。

近畿大学×近鉄百貨店

包括連携協定を締結する近畿大学との取り組みの一環として、近畿大学の学生がデザインしたショッピングバッグを「バレンタインショコラコレクション2026」の期間中に近鉄百貨店の9店舗で使用しました。この取り組みは2026年に6年目を迎え、地元の大学とのコラボレーション企画として定着しています。

学校法人立命館×近鉄百貨店
2025年10月、学校法人立命館と近鉄百貨店は連携・協力に関する協定を締結しました。立命館大学びわこくさつキャンパス内には、近鉄百貨店がフランチャイズ形態で運営する「ファミリーマート立命館大学BKC/S店」がオープンし、今後もあべの・天王寺エリアおよび草津エリアに焦点を当て、地域の活性化と、新たな価値創造に向けた取り組みを進めてまいります。

地域社会とのつながり「縁活(エンカツ)」の取り組み

「縁活」は、あべのハルカス近鉄本店にある「街ステーション」を舞台に、市民活動団体やボランティア・地域の方々・百貨店、そしてお客さまが一緒になって、日々のくらしや社会をちょっとよくする活動を楽しみながら継続して行っていくプロジェクトです。現在約390の市民活動団体が登録し、約160名のボランティアとともに活動をしています。各種相談会や体験会、展示・工作など様々なプログラムを日々開催して、「街ステーション」だけでなく、あべの・天王寺地域全体に新しい賑わいを生み出しています。

(主な活動内容)

● パープルデー大阪2026(パープルデー大阪×縁活)
国際的な「てんかん」の啓発キャンペーンであるパープルデーを3月に開催。「てんかんをもつ人を、ひとりぼっちにしない」というメッセージとともに、体験ワークショップや交流カフェなど、多彩な内容を通じて、「てんかん」に対する理解を深める機会を提供しました。

● お客さま参加型防災訓練および地域防災イベント 「あべてんBOSAIスイッチ」

9月1日の「防災の日」にあわせ、百貨店としての地域防災への貢献を目指し、地域住民や地域の小学生にご参加いただく「お客さま参加型防災訓練」を2025年に初開催しました。
本訓練では、例年の従業員による訓練に加え、阿倍野消防署をはじめとする地域の協力団体と連携し、百貨店ならではの「お客さまを巻き込んだ避難訓練」や「災害疑似体験・実動訓練」を実施。これにより、災害時の連携強化と地域の皆さまの防災意識向上を図りました。
また、あべの・天王寺の団体・企業・地域と協働する地域防災イベント「あべてんBOSAIスイッチ」も開催し、地域全体で防災について考えるきっかけを創出しました。

● 「Osaka Art & Design 2026」に参加
大阪の街を巡りながらアートやデザインに出会う周遊型エリアイベント「Osaka Art & Design 2026」に参加しました。障がいのある方々と地域や学生がともに創り上げる「ハルカスコロコロ大作戦!」を通じ、人と人とのつながりを象徴する共創アートの世界をお届けしました。

●ひまわり架け橋プロジェクト
ひまわり架け橋プロジェクトとは 「福島ひまわり里親プロジェクト」から取り寄せた種をハルカス屋上や地域で愛情いっぱいに育て、ひまわりの種を被災地に届け、元気の架け橋をつなぐ被災地応援プログラムです。縁活活動団体や縁活ボランティアによって被災地へ届けられた種は、多くの方に元気を与えています。

●敬老の日お手紙プログラム
敬老の日に子どもたちが、おじいちゃん、おばあちゃんへ“ありがとう”と“大好き”を伝えるプログラムです。あべのハルカス近鉄本店内の街ステーションに設置したポストにお手紙を投函すると、おじいちゃん、おばあちゃんに子どもたちの想いを届けることができます。2015年にスタートしたプログラムは毎年参加する子どもたちも多く、あたたかな思いが広がるプログラムです。ご家族の楽しい大切な思い出がつながることを目指しています。

●縁活ワンワンプロジェクト
盲導犬などの補助犬の育成と引退後の支援を行うプロジェクトです。営業中の百貨店で盲導犬候補生の歩行訓練、お買い物訓練に加え、交流会もあわせて実施しました。人に寄り添う補助犬の育成や引退犬支援について、社会で考えていくきっかけ作りに取り組みました。

●縁活サンタ「森のクリスマス」
淀川キリスト教病院・こどもホスピスへクリスマス装飾を行っています。地域の子どもたちが、「ホスピスの子どもたちやそのご家族が心温まるクリスマスをすごせますように」と優しい思いを込めて描いた絵をもとに、縁活活動団体、ボランティア、近鉄百貨店労働組合、お客さまがオーナメントを製作し、お届けしました。2026年1月には活動が10年を迎えた節目として、「森のクリスマス10年展」を開催。展示やトークセッションを行い、想いが出会う場をを創出しました。