近鉄百貨店 地域共創の取り組み

奈良店『大和路コーナー』

近鉄百貨店は、地域産品のブランド化支援や地域生産者の収益を増やし、地域が生み出す価値向上・活性化に取り組んでいます。本取り組みは、地域の資産価値を高め、地域活性化につながることを目的とするとともに、百貨店の新たな役割づくりの確立を目指します。地域共創の取り組みの中で大きな役割を担う奈良店「大和路コーナー」で働く社員に話を伺いました。

「ならくらし=丁寧な暮らし」を
コンセプトに「上質な暮らしを提案する食品フロア」を実現。

奈良店 大和路コーナーの
概要について教えてください。

奈良店では、地階食料品売場を商圏内のお客様から強固に支持される店づくりを実現するため、奈良という地域性(三世代が集う家族構成が高く、生活文化を大切にする)を重視しています。「ならくらし=丁寧な暮らし」をコンセプトに「上質な暮らしを提案する食品フロア」の実現に向け、店舗をリニューアルしてきました。
大和路ショップはその企画のうちのひとつ。「ならならでは」の魅力ある商品を集積し、新たな魅力を発信できるよう日々努めています。大和路ショップは「自主編集売場」という位置付けで、現場の社員が商品の発注、ディスプレイ、販売までの一連の流れを全て担っています。お客様のお声をすぐに商品展開に活かせる点が特長です。

新商品が並ぶまでの流れについて教えてください。
STEP1市場調査

大和路ショップを利用していただいているお客様は、どういった商品を求めているのか。商圏内にお住まいであるにも関わらず、あまりご利用されないお客様には、どういった商品があればご利用いただけるのか。日々の買上げデータ分析や来店されるお客様のお声を元に考察しています。

STEP2魅力的な商品を発見

SNSやテレビ、新聞、お取引先様やお客様との会話など常にアンテナを張り巡らせ、商品を探しています。取り扱いたいと思う商品を発見すると、お店を訪れたり、商談をしたりして契約を交わします。

STEP3商品ラインナップを決定、発注・陳列

新商品を並べてからもお客様の反応を窺いながら、フレーバーやディスプレイ、発注個数等を変更していくことも重要です。

苦労する点、気をつけていることは?

売場展開商品の決定が難しいです。探せば探すほど魅力的な商品があり、取り扱いたい商品がたくさん出てきます。しかし、その全てを陳列していくと、売場が商品で溢れかえり、かえってお客様にとってお買い物していただきにくい売場になってしまします。お客様が真に求めていらっしゃるものを見極め、心を鬼にしながら展開商品の変更や決定を行っています。

オススメ商品は?

私のオススメ商品は「リリオンテ」のchoco-ne(ショコネ)です。ラムネをチョコレートでコーティングした珍しいお菓子です。ポイントは「奈良らしさ」。
大和抹茶や宇陀ブルーベリー、あすかルビー等奈良県産のお茶や果実を使用したフレーバーに、鹿や郡山金魚、興福寺や五重塔など奈良モチーフのパッケージ。個包装であるのも嬉しく、ちょっとした手土産に最適な商品です。

挑戦したいこと

第一に奈良を更に盛り上げることです。現状、奈良の名産品を尋ねても奈良漬、素麺くらいしか名前が挙がりません。生産者の方々と連携しながら、奈良のいいものを広め、魅力を伝え、多くの人に奈良観光に来てもらいたいと考えています。
第二に現在の売場で培ったスキルをもとに、近鉄百貨店を盛り上げることです。あべのハルカスの開業により本店の知名度は広まったものの、まだまだ「近鉄百貨店」の知名度は上げられると思います。お客様に選んでいただける百貨店であるために、尽力していきます。

※所属部門は取材当時のものです。